2.1.10

フランス語で数える

生活の中で フランス語で数字がとっさに出てくるようになったら かなりフランス語に慣れてきたといえるでしょう
フランス語に限らずですが 外国語の数字を覚えるときに 1 2 3... (un deux trois ...) の順番だけで覚えてしまうと 初対面の方に 私は32歳です と言われたときに  1から数えてみてはならなくて大変です
数字はランダムに覚えておいて とっさに出てくるようにしておきたいですね

さて フランス語の数字といえば ややこしい数え方があるのは有名です

現代社会では十進法が一般的に使われていますが フランス語の数字の一部には二十進法が使われています

60までは 普通の数え方なのですが(20 vingt 30 trente 40 quarante 50 cinquante 60 soixante

70からは 
70 soixante-dix (60+10)
80 quatre-vingts (4×20)
90 quatre-vingt-dix (4×20+10 以下は 4×20+11…と続く)

という数え方をします

このややこしい数詞が使われているのはフランスのみ
同じフランス語圏でもベルギーやスイスでは以下のように 十進法が使われています
70 septante (pは発音しません)
80 octante/huitante
90 nonante

フランス語を勉強したての頃は ベルギーかスイスに逃げてしまおう と思ったものでした

古フランス語では 60以下の表現でも vint et dis (30), deux vins (40), trois vins (60) などの表現が普通だったそうですが 中世末に十進法の数詞が現れ十進法と二十進法とが併存した後 17 世紀には 60 から 99 は二十進法という現在の使い方が標準となったようです
http://ja.m.wikipedia.org/wiki/フランス語の数詞 より)

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