フランス語は 日本語のように敬語が確立されていませんが 丁寧さの度合いを表す語は意外とあります
「〜が欲しい」という意味の Je voudrais... も Je veux... の丁寧形でした
日本語でも同様ですが 話す相手によって 文法的に完全な文を話すのか または くだけた話し方をするか という選択をするのが普通です
例えば 政治家のSégolène Royaleですが 議員に当選する前と後では言葉遣いが変化したそうです
現在は 'Il n'y a pas de...' と言っていますが 当選前は'Y a pas de...' と言っていたそうです
一般のフランス人同士でも 労働者階級の人に対しては 敢えてくだけた話し方をしたり アカデミックな人に対しては 時制の一致を正しく行い*文法的に完全な文を用いるよう気を配ったりするようです(上司談)
日本でも ふさわしくない場で敬語を用いると場の空気がこわれる ということもありますよね
私たちが文法で学習するのは 'Il n'y a pas de...' といった完全な文章ですが 実際の生活で用いられる言葉はTPOによって変化するのですね
*アカデミックな人に対しては ということは普段は時制の一致を誤用することも稀ではないということのようですが せっかく学習するならば まずはきちんとした文法を身につけましょう!くだけた表現はその後のお楽しみに...
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