27.4.16

〜que+subj. とは?

仏和辞書で動詞を引くと 〜 que+subj. という略字を見かけることがあります

昨日ご紹介した détester にもありました
小学館 ロベール仏和辞書 アプリより

(qn qc inf. については昨日の記事をご覧ください)

ここからは中級以上の文法事項です

que は 英語の that にあたり「〜ということ」という意味です
que の後には 主語+動詞(節=文の中にある 小さい文)がきます

subj. は subjonctif (接続法) の略です

que+subj. は「que の後の小さい文(節)の動詞は 接続法を用いましょう」という意味です

レッスンの始めの頃に習う動詞の活用は ほとんどが「直接法(indicatif)」の活用で 現実世界で起きていることを表します (現実モード)

これに対し接続法(subjunctif)は 頭の中で想像していること(望んでいることや望まないこと 好きなことや嫌いなこと 疑っていること やらなければならないこと など)を表します (言うなれば 主観モードまたは妄想モード でしょうか)

中級以上になると 現実モードと主観モードをスイッチさせながら 会話ができるようにならなければなりません
そこで登場するのが 接続法です

接続法は 特殊な活用をする動詞(皮肉なことに être などよく使われる動詞)を除き 作り方が決まっています

nous と vous は 直接法半過去の活用と同じで それ以外は
語幹は ils の直接法の活用の語幹
語尾は -er の現在形活用語尾
から作ります

接続法は主観妄想モードなので それが表すことが主観妄想であることを示す主節(文の一番最初の主語+動詞)の後で que とともに使われます

Je veux que tu viennes. 
君に来てもらいたい
Je veux (〜を望む)が主節

なので 接続法の活用は それぞれの主語の前に que をつけて暗唱すると que の後で接続法がきたときのための習慣づけになります

venir 来る
que je vienne
que tu viennes
qu'il vienne
que nous venions
que vous veniez
qu'ils viennent

どんな動詞が接続法をとるかは ある程度決まっているので暗記が可能です
が 文脈によって 直接法と接続法の両方が可能な動詞もあるので(sembler など) レッスンで解説してまいります

Bonne après-midi !












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