17.9.10

tu と vous で迷うとき

フランス語で話すとき 相手を tu と呼ぶべきか vous で呼ぶべきか いまだに迷うことがあります

まず tu と vous の違いですが
tu は家族・恋人・友人などの親しい相手や 子供など明らかに年下の相手を呼ぶときに vous は職場の相手や初対面の相手 目上の相手などに用います

最近入社した職場の同僚先生から tu と呼ばれたときに vous で返したら悪いだろうか などと迷ったのですが ここは日本人である特権を利用し tutoyer されたことに気づかなかったことにして vous で返すことにしました
といいますのも他の先生には vouvoyer しているのに 彼女にだけ tutoyer するのは不自然だからです (もちろん職場によっては tutoyer する職場もあります)

しばらく迷っていたのですが はたまた日本人であるという特権を利用し 他の同僚先生方に どうして我々は vouvoyer しているのか と尋ねたところ...


「もちろん tu で話した方が距離も縮まるし ここでの人間関係はすばらしいから そうしたいと思うこともあるよ
ただもし仕事上 意見の食い違いなどがでたときに tutoyer している関係だと お互い言いたいことを言い過ぎてしまったりして 以前の程よい関係に戻れなくなる恐れがあるんだ
だから自分は 職場では vouvoyer することで よい関係を保ちたいと思うんだ
だからといって 仲が悪いということでは決してないんだよ」

崩したくない人間関係があればこその vouvoyer
vouvoyer するか tutoyer するかは単に親しみの度合いを表すばかりではなく 人間関係をリスペクトする気持ちも表しているのですね

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